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パール・ハーバー (PEARL HARBOR) 2001/7/14

その戦争は
若者たちの 愛と 友情を
引き裂いてゆく


1941年12月7日・日曜日、午前6時
真珠湾

楽園のように美しいこの地に、運命の日が訪れた



さて、今回は(当時)話題沸騰(らしい)パール・ハーバーです。
主要人物は、レイフ(ベン・アフレック)と
ダニー(ジョシュ・ハートネット)、イヴリン(ケイト・ベッキンセール)。

レイフとダニーは幼なじみで親友で現在は共に米国陸軍航空隊のパイロット。
やがてふたりは看護婦のイヴリンと出逢う。
自然と恋仲となるレイフとイヴリンであったが、レイフは激戦の地へ配属となった。
そして、レイフの戦死の報が------。
悲しみにくれるイヴリンとそれを慰めるダニーは、そう急接近、結ばれる。
したっけ、レイフ生きてやんの。

マ観てる最中、展開バレバレだけれども。
とりあえずBGMはミスチルの「ゆりかごのある丘」で。そんなイメージ。
つまり
「戦争に行く男、いつまでも待つと約束した女。やがて勝利を向かえ、戦争は終了。男は帰ってくる、しかしそこで目にしたのは幸せそうな家庭を築いていた女」
イメージというかまんまだったな。


その後、友情も愛もどっちつかず宙ぶらりんのまま、トラトラトラ。真珠湾攻撃です。
この真珠湾攻撃における被害、その悲劇性を高めるために前半のラヴストーリーは長かったのでしょう。感情移入を狙うために、長く。いやほんと長い。



それからこの映画の売り文句は時代考証の確かさでしたか。どれ。

この映画によると日本軍って野外で作戦会議してます常に。青空極秘会議。
たぶん極秘な話し合いしてる近くで、こどもがふつうに走り回って遊んでる。
子供には優しい国という親日演出だと思います。(間違い)
ちなみに日本人役の俳優さん口の動き見ると確かに日本語の動きしてるんだけど、
口と声が微妙に(むしろすごく)ずれてるよね。
元のまんまじゃ実際のイエローモンキーどもには聞き取れない発音だということで、
あとから声当てたんでしょうか、実際の聞き取りには問題ありません。
で、言葉はだからしっかり聞き取れるようになってはいたんだけども、
撮影時に下手に日本語で話させてるもんで、
この時代の日本人は絶対つかわねーよっていう古臭い言い回しも多く楽しいよ。

時代考証、確かです。


さて日本軍のえらい人(たぶん山本五十六)のことでひとつ。
ある戦略上の選択に対して部下に「賢明なご判断ですね」言われます。
これについて五十六(たぶん)は、
「本当に賢明なら国力の差があるそんな相手に戦争なんてしかけない」
みたいなことや、真珠湾が成功した後に
「この(真珠湾)作戦は成功したが結果眠れる獅子(アメリカ)を起こしてしまった」とか
意外に頭良い発言をし、好意的に描かれてるような気がしました。
でもよく考えるとアメリカが強い国ってこと言いたかっただけってオチ。

そういえば真珠湾作戦に使われたゼロ戦の色、これも実際とは違う、
あの色のはもっと時代があとのカラーリングとか聞いたけど気にしないことにする。


んー、映像だけはなかなか良かったよ。
日常生活の風景に飛んでいくゼロ戦、この映像がかっこいい。そしてコワイ。
野球をしている少年たちの頭上を
洗濯物を干す女性の上を
タチションする子供たちの目の前を
戦闘機が走る、そのアングルのおもしろさ。
予告編にそのシーンがなければたぶん映画見てなかった、そんなインパクトでした。

その後の戦闘シーン(ドッグファイト)はぜんぜん緊張感なかったけれども。

なんかアラが目立つ映画ね。感想書いてて再確認。


そんなワケで真珠湾とその後の日本本土空爆を経て
アメリカはますます強い国へと生まれ変わっていったのです。
しかし強くなっても彼らは決して道をはずすことはない。
アメリカが爆撃したのは軍需工場のみでした。
真珠湾で民間人、ゴミのように殺戮した日本軍とは違う。

歴史的事実は兎も角、衆目にそういう印象を与えることには成功したのではないでしょうか。この映画、目的は達成したとみた。ていうか単なるメロドラマか。


映画と同様、ムダに長い感想ってオチ。


映画公式HP:もうない(´'-'`)

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DVD:監督:マイケル・ベイ
DVD:主演:ベン・アフレック
DVD:助演:ジョシュ・ハートネットケイト・ベッキンセール
CD:サントラ

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