恐竜の<知力>(インテリジェンス)は人間を越えるのか・・・
というキャッチコピーでしたが、そんな話ではなかったというオチ。
キャッチ・コピーとはその対象の一部分を拡大、強調して大衆の興味を引きつけるもの。
そういった意味では、いろいろ内容を想起させ、いいコピーだと言えようか。
もちろん、このコピーが嘘を言ってるというわけではない。
むしろストーリーの根幹に触れている。
今回、この「知力」がなければ、そもそも物語が成立しないという点において。
恐竜が頭使って罠仕掛けたりする。それに対して人が反応するので、恐竜に知力がないとまず物語の「起承転結」の「起」が発生しないといった程度の意味だけども。
てゆか人間の、中でもとくにあの女の、ヒステリックな部分だけが頭に残ってる。
物語よりも。
自分勝手というか、そういう人間の嫌な部分がうまく強調されてマース。
あのハスキー・ヴォイスなシャウトが本気でむかついちゃいマース。
いや、コピーの話だった。
メンゴメンゴ。
伝えたいことを、いかに効果的に伝えるにはどうしたらいいか。
効果的とは、印象に残すということ。
そのためには、1:やさしい言葉で 2:短い文章で 3:要点のみ であればよい。
これは文章だろうが、話し言葉だろうが同じだ。
やさしい言葉とは、かんたんってこと、難しい言葉を使わないこと。そのままだが。
必要以外の学術用語などもってのほかだ。
難しい言葉を使っても頭がよく見えるわけではない。
逆に、こちらにわかるように説明する能力がないと、無能ぶりを示すことになるだけ。
書き文字の場合も、ひらがな・カタカナ・漢字の比率をよく考えたほうがよいだろう。
難しい漢字使っても、内容が伝わらなければ意味がない。
短い文章というのは、一文につき言いたいことをひとつにすることで、助詞など多用せず、センテンスを細かく区切っていくことであるが、そうすることで、聞き手(読み手)は一文一文を余裕を持って咀嚼し意味を理解しやすく印象に残しやすくなるし、なにより伝える言葉にリズムがでて気持ちよくなり、さらには退屈せずに長時間集中が保たれることと、そしてみなさんも憶えがあるだろうが、リズムにのったものは、たとえば歌のように、単なる文よりも記憶しやすくなるということはこの文章を読んだあなたなら逆説的におわかりのことと思うが、まあ良いか。
最後の、要点のみとは、これがいちばん大事。しかしいちばん難しい。
人間、誰しもいちばんでありたい。
「私はこんなことまで知っている」「俺はこんなこと思いついた」
「だから聞いて、すごいでしょ?」
コレだ。つい知識のひけらかすことだけになりがち。
主旨から外れた発言は、結局は自慢話にすぎない。
すると言いたいことが、自慢話の中に埋没しちゃうんだ。結果何も印象に残らないんだよね。 ひとむかし前に流行った「ウォーリーを探せ」みたいというか、木を隠すなら森にってことですか?(訊くな)
このこと(要点)を踏まえてみたとき、私には3人の先生がいる。
明石屋さんま、松本人志、ナンシー関の御三方だ。
彼らの発言、文章はほんとうに素晴らしい。
必要以外は自分の発言を切る切る切る、するとキレがでる。
実際、彼らは思いついたことの半分も言ってないのではないか。
それは厳選してるということだ。
膨大な知識・アイデアに裏打ちされた発言は説得力を生む。
すると「あの人わかってて、あえて言わない」という風にもなる。
そこで「ジュラシック・パーク3」の感想である。
映画とは「テーマを読む」まえに「映像を観る」ものダ!
SFX、CGすげぇ。あーおもしろかった。
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寸評:いろいろ意見感想はあるけれど、この点ははとにかく文句なしに凄いと私が思っているいうことがよく表れています
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