LA市警のカーターは休暇で香港へ行くと
香港警察のリーはガイドに駆り出され
爆破事件発生!
それはどうやらニセ札づくりに絡む事件
そして事件の主犯格は香港マフィアの、タン
彼は元・警察官、そして
リーの父の命を奪った男
非情な殺し屋や
偽札捜査のシークレットサービス(びじん) もまじえて
香港・ロス・ベガスを舞台に大暴れ!!
カーターの休暇はなくなりました
世界一の口達者クリス・タッカーと、世界一の腕自慢ジャッキー・チェンがおりなすイベント・ムービー。 そんな宣伝だったんですけど、この「イベント」ってゆうのがウマイ。今、ひとことでこの映画を表現しようと思ったが、やはりコレ「イベント」。2人(特にクリス)のトークややりとりと、2人(特にジャッキー)のアクション、これを一発で言うなら、まさに「イベント」。
ストーリー的には実は少し不満。中心の物語が弱い。甘い。
個々の場面はおもしろいんだけどな。
なんて実はあたりまえか? この映画の場合。
その「個々の場面」をみせるためのストーリーだと思う。
展開が強引だとか、おはなしに深みがないとか、あんまり関係ないんじゃないだろか。
アクションを見せて魅せるためのストーリー。
ジャッキーみたいになると、それでいい。
ジャッキーじゃなかったら許せない陳腐な展開だとしても、ジャッキーならばよし。
これにクリスさんのアクション(口の)が加わるなんてもうアナタ、こわいものなしだ。
いやホント。
ただ、ジャッキーはやっぱ歳だなあと、そこはいやでも感じました。
以前ほど記憶に残るアクションがない。
いや、凄いんだよ確かに。でも、カメラワークといった編集マジック無くても驚愕だったあの頃の、カンフー映画の頃の動きは、もうない。
最近の各作品では、衰えたとは思いつつも、鑑賞中はそんなに気にならなかった。
一作品に一つの、命を懸けたスタント無しアクションは今回も健在です。
しかしもっとも私が見たいのは、人対人の格闘アクションなんです。そう、アクション!
毎度毎度ワンパターンな展開とお思いかも知れません。
確かに映画としての展開はワンパターンかも知れません。けれどアクション自体はワンパターンですか? 否、対人間に炸裂するジャッキーのアクションはいつも創意工夫に充ち満ちているのです。
これこそジャッキーアクションの真骨頂。
そこがも少し見たかったかな感じたかったな。無理なのかな。
そんなカンジー。
マ。とにかく最後まで楽しめました。
最後のジャッキー作品でお馴染みのNGシーンもモチロン楽しめました。
やらせとしてもご愛敬、クリス・タッカーの撮影中の携帯電話着信のなんか最高。
映画観なくてもこれだけ観れば良いカンジー。(言い過ぎ)
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