日本には七人の侍
アメリカには荒野の7人
フランスには7人の
YAMAKASI
犯罪? それがどうした
子供の命を救うためだ
街の中を、上を、下を疾走する!!
とりあえずストーリーはどうでもいいです。いやマジで。
素手で高層ビルを登り、屋根の上を疾走する実在のパフォーマーンス集団「ヤマカシ」。
リュック・ベンソンが、彼らの活動に惹かれて脚本を書いたという。
そんなわけで、彼らが走り回る理由付けの為だけの脚本。(言いすぎ)
「ヤマカシ」はそのアクロバットで街の子供たちとかに人気者なわけ。
で、彼らのマネをした少年が木から落ちて重体に。
その子はもともと心臓が弱く、木から落ちたのもそれ(激しい運動で心臓に負担がかかった)が原因なのだが、この事故で臓器移植が必至となってしまった。
臓器は確保できたものの、手術費用がない。
責任を感じた「ヤマカシ」メンバーは、法を犯して賭けにでる。
みたいな。
これに、ヤマカシリーダーの幼なじみで刑事の男が絡んできて、組織に属するものと、それに縛られない2人のやりとりがちょっと熱い。
映像的にひとつだけ不満があるんですども。
それは最後の最後にもうひと疾走あるか!?と思ったのになかっったってこと。
そんな風で、「ヤマカシ」アクロバットの最後のもうひとヤマ場が欲しかったというのが正直な感想でーす。
ええとつまり、映画のメインは、7人のグループを3グループに分けて、その「子供のため活動」を行うというところなのだが、どうせならラストは全員で縦横無尽にただただ駆け抜けて欲しかった。オープニングのように。そ、全員でどかーんが欲しかった。
しかし、なんて見事な、カッコイイ、絵になる男たち。
やっぱ私にはアクションが合うね。
それもカメラワークにこだわらなくてもビックリするような、生身のやつ。
これにカメラの動きと編集が加わるんだから、そらますますすごいのね。
もう何も考えずヤマカシたちに酔いしれてください。
ところで「ヤマカシ」って何かって言うと、コンゴで超人を意味する言葉だとか。
日本語かと思って調べたのに。
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