冷静と情熱のあいだ
ほんとはこの日、その映画↑を観ようかと思いました。(注;同時期公開でした)
わけではなく、内容がそんなかんじでした。ほんとかよ。
つまりCIA諜報員であるビショップ(ブラッド・ピット)が中国政府に逮捕され、元部下である彼を助けようとミューア(R・レッドフォード)が頑張るっていうお話。
実はこの時、この時って1990年なんですけれども、アメリカは中国政府と首脳会談してて、それを有利にすすめようとビショップを見殺しにしようとしてたから、さあ大変。ミューアはなんと今日引退の日にも関わらず、救出の実働部隊の手配とおまけに、CIAの首脳陣らともやりあって救出のために骨折りまくり。任務と部下への愛の間で揺れてました。
映画は実はレッドフォードが主役。
首脳陣に捕らわれたビショップの能力や自分との関係を説明するところは、語りでなく回想シーンで表現されてるのですが、ここがアクション要素のある派手なところとなっています。でもアクションは回想ってことでもわかるように、あくまでオマケ的なんですねえ。
根底にあるのはミューアとCIA首脳陣のやりとりにみられる心理的な部分と、やはり、公と私に揺れる過去のビショップと現在のミューアの心理であろうか。
うーん、おもしろかった・・・と思う。
なんか「過去編」のクライマックスがきたところで疲れちゃった。
え、まだ終わらないのとか思っちゃった。
「過去」のクライマックスって、ビショップとミューアの確執が決定的になった暗殺計画なんですけれどね。 そのあとに「現在」のビショップの救出計画のクライマックスが控えてるのはわかったけど・・・すでに満腹、みたいな。
かと言ってこの映画、悪かったと言うわけではない。
注目はミュアーの秘書官グラディス。
ミュアーをみごとにサポートするカッコイイ女性だ。ぜひ注目していただきたい。
それから映画の最後、ビショップ救出の際の、ヘリコプターの操縦士とビショップのやりとりにグッときた。グッと。これだけで観てよかったって思ったもん。
尻切れトンボで終わる
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