あたしのパパはみんなのパパと違う
あたしのパパはあたしの宿題がわからない
あたしのパパは小さな子どもみたいな行動をする
あたしのパパをみんながわらう
嫌
でも
ふつうのパパはいっしょに遊べないんだよね
うちのパパは違う
大好きよ
という、知的障害を持つ父親サムとその娘ルーシーの物語。
ジャンルで言うとヒューマンドラマ。かな。
サムの知能は7歳児並。
ルーシーは育ち盛り。
彼女は父親を追い抜いちゃうことを恐れてる。
親子の力関係が壊れることを恐れている。
周りがどう見ようとね。愛を感じてる。
だからパパはパパ。自分より上にいて欲しい。
結果ルーシーは成長を拒もうとする。
するとアアタ、児童福祉局大登場。
そらそうだ。知能が7歳程度の男に子どもの管理はできるのかということだ。
サム立ち上がります。一流弁護士リタ・ハリソンの力を借りて娘を取り戻せ。ゴー!
そんなイキオイで。いや、ゴー!は言い過ぎだ、すまん。
で、リタやルーシーの里親、隣人で外出恐怖症のアニーや同じ知的障害者の4人の友人とあれやこれやあって物語は進む。
そのなかでもリタや里親の心情が涙と共にサムに吐露されるシーンはなかなかごっつい。
ところで、作品中では児童福祉局はひどい。わかずやさんだ
なんだこの杓子定規めって思う。
たかがテストでわかる「知能」ですべて判断するなと。それが人間の智慧そのものではない、と。
でもさ、確率で考えたらまかせられないんだよね、きっと。
教育の問題、暴力の問題、生活費の問題・・・現実、救われているケースは多いはずで。そこは留意。勧善懲悪なんて簡単なものではないですよね。
つーか映画によるとだが、障害者がたったひとりでアパート借りて仕事して、生計立てれる国なんだ、アメリカ。すごい。そこはすごい。すばらしい。
ヒューマンドラマの感想は特に苦手だねえ。
「特に」ってそれ以外のも「普通に」苦手。
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