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ピーター・パン2 ネバーランドの秘密 (PETER PAN IN RETURN TO NEVER LAND) |
2002/12/23 | |||
かつてピーターパンの続編って「フック」って実写のがありました。大人になって夢を忘れたピーターっつうことでティンカー・ベル役のジュリア・ロバーツが可愛かったなあうっしっし。いやちがうそうじゃない。これと今回の「2」なんか似てる。 まあこの「ピーター2」は夢がないのはウエンディの長女で。彼女が妖精信じないつってティンカちゃんがヘロッてそれ元気にするにはそのこども(ウエンディ娘)が妖精信じるしかないわけだけれども、その信じさせるという目的はおくびにもださず、ついさっき絶交状態になった彼女に「ごめんよ、僕は君と仲良くなりたいだけなんだ」つって近づいて友情勝ち得て信頼=信心導き出そうというあたり、ピーターは小ずるいジコチューなある意味正しいガキっぷりでした。 娘に「夢」がないのは、おそらく時代のため。第2次大戦下、厳しい時代を生きねばならなかった女の子は甘いこと言ってられない現実的になるっていうかなんだ、そう言う感じで。 テーマは夢を見ることの大切さとか。このことを、結婚してこどもができてる息子に対してもハンカチ持った?とか明日はいちお着替え持っていったほうがいいよといちいち言っちゃう親御さんのようなしつこさで嫌になるほどビンビンにとうとうとアピールしてくれております。 ところで冒頭の戦争描写がやけにリアルで陰惨な雰囲気なのはやがてアメリカを「正義」の名の下に暴走させるきっかけとなった無差別テロの影響かどうかは知らないけれどもそう思っちゃうよね。だってこの映画、他は全編通して明らかに新人の練習台のような中途半端な出来なのにこの人死に部分だけはやけにしっかり作り込まれております、アッハッハー。うーんしかし「ほんとに大事なモノとは何か」臭すごいよね。さすがディズニー。まあ、確かにこどもにはきちんとそういう道徳的なこと教えるベキですしこれも良い。が、汚いオトナな私には少しウザイというか退屈。つまり中途半端な演出と言うより対象年齢設定低めと表現した方が近いかしら。だからこどもが楽しむためには多分なかなかいい。と思う。しかしCMなどではクリスマスだし恋人たちにもオススメって扱いでホントいつも通り無責任だなオイ。大人って汚いね。 とはいえ最後はそれなりにカタルシス。スタッフロールのイラストも楽しかった。劇場でなくOVA作品としてなら評価変わります。 そゆこと。 |
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公式サイト:もうない(´'-'`) |
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