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黄金の法 エル・カンターレの歴史観 2003/11/5

愛と、勇気を。

 一時は興行成績が第1位となった作品ですね。このページ最上段の「←」「→」とか押してください。そんな時期に1位です。私が観に行った日も、老若男女問わない客層で席がほぼ満席でした。ちなみに「マトリックス レボリューションズ」全世界同時公開の日に、です。このアニメにいったいどんな魅力が溢れてるのかと申しますと、大川隆法の魅力です。
 なんだ啓蒙映画か。
 なんだじゃない! この「黄金の法」はなんと全国ロードショーでした。こんなふつう信者で内々にしか観ることのできないモノを今回、いや実は毎回、東映さんを全国公開しておりましていったいどんな大人の関係かは存じませぬが感謝感謝。おかげで私のようなふつうの人(幸福の科学と無関係という意味)でも簡単に拝見できちゃったわけー。
 ここで、すでにお気づきの方もいらっしゃるでしょうが、そう、「毎回」なんですね。つまり過去にも「幸福の科学」系アニメ作品はあったんです。「ヘルメス−愛は嵐の如く」(1997)、「太陽の法 エル・カンターレへの道」(2000)という2作品が存在します。このへんも観客動員数とか読者賞とか読者投票とかいろんな「多勢に無勢系賞&ランキング」第1位をとっておりまして、それはそれはすごい映画だと思われるのです。(信者の数が)
 さらに今作は、「スパーダーマン」「ロード・オブ・ザ・リング」「X-MEN」のスタッフが集結したという宣伝文句で期待大です。ところでそのスタッフはそんな有名映画の何のスタッフなんですかね。ケイタリング?(笑)


 映画の舞台は25世紀のニューアトランティスの未来都市、っていまどきアトランティスか。その街並みもかつて手塚治虫先生がイメージした未来都市というか、スタッフは1950年以前生まれですかね。
 そんなノスタルジック未来都市では宗教学校がエリート校として名高いっていうのはお約束ですけど、ここの優等生サトル(15歳)が図書館である1冊の本に魅せられるんです。それが未来預言書「黄金の書」。その内容を理由もなく全面信用するサトルくんですけど、これふつうの本じゃなく未来預言ですよ。そんなに簡単に信用するのか。少しは自分でものを考えろYO! とオ○ム事件を超えてきた私たちは思わなくもないですがまあいいでしょう。これ以上はなんか恐いし。
 で、なんだかんだで30世紀、「超未来」(笑)からアリサって娘がタイムマシンで現れます。そしてなんだかんだでサトルと一緒に過去を旅します。それでなんだかんだで各時代に不時着して、神話の時代のヘルメスとか釈迦とかキリストとか天台・知(ちぎ)とかのなんか宗教的に偉い人に会いながら、なんだ、みんな結局エル・カンターレの教えに沿って生きていたんだ! そんだけ。もちろんタイムパラドックスとか気にしません。

 エル・カンターレってのは結局なんなんすかね。最高神みたいなものですかね。大川さん=エル・カンターレかとも思ったけどそういうことでもないらしい。というか、劇中でいかにも現代(2003年)に立ち寄るふりしながら素通りしやがります。こんな起承転結のない話なんだから、せめて「大川氏大登場!!」ってくらいは盛り上がりがほしかった。いや真面目な話。


 ちなみにストーリーは兎も角、絵は綺麗です。と一般的な映画批評サイトで語られています。いやウチも一般的なんですがあえていう。絵もひどい。
 確かに、アリサや知他ちょこちょこと見るべきクオリティの高さはあるんです。でもちょこちょこ。同じキャラでも時と場合によって絵の質がぜんぜん違う。ムラありすぎ、統一感がない。
 それとタイムマシンの時間航行など、いわゆる「CG」を使っているところは確かに一見すごい。でもあれで絵がすごいというのはなんか違う。そういう計算式で自動で描ける(暴言)ところじゃなく、手描き部分の絵のレベルを語りたい。まずムラをなくせ。


 ただとにかくゴージャスな映画ではある。
 もっとも多用されていた色は金。ゴールド=神々しい。おそらくそんな発想でして、その成金嗜好は庶民から成り上がった豊臣秀吉を彷彿とさせ親近感と憧憬を憶えた私が、まあいないんですけど。

 結論としては、観終わったあと聞き耳を立てて「深かったねぇー」とかいう声あちこちから聞こえてきてたのに私もっとも感動しました。深いのはアレを受け入れるあなたがたの度量です。ああ、これこそ修行の成果か。なるほど。


クリックすると拡大したり。じっくりご鑑賞あれ。


第2弾のポスター。上のは第3弾。


起きて欲しいタイミングで「不測の」トラブルが起こるのです。毎回。


実は画像があまり転がってないんです。探してもないですけど。

公式サイト:http://www.toei.co.jp/ougon/
幸福の科学出版HP:http://www.irhpress.co.jp/1japanese/

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