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ファインディング・ニモ (Finding Nemo) 吹替版 | 2003/12/25 | ||||
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さらわれた息子を救うために、気弱な親父ががんばる話。詳しい説明はもう下記のAmazonリンクにまかせるとして(最低)、そうですね、評判通りのおもしろさ。涙あり笑いあり、マジで。ディズニーはピクサーなしには存続できないことを再確認。マジで。もう2Dアニメつくるのやめたらいいのに、ディズニー。 むかしNHKで「恐竜家族」っていうホームコメディがあったよね。アメリカがそういう国なのか、海外に流出するのがたまたまそうなのか、キャラクターの体裁は人間以外のモノなんだけども、やってることは泥臭い人間ドラマっていう海外ドラマってわりかしありますよね。これもそういう感じ。人間以外を取り扱うことで、きっつい風刺も生々しさが薄れすんなり受け入れられる。もちろんクサイ感動シーンもすんなりです。ピクサーの過去作品、「トイ・ストーリー」も「バグズ・ライフ」も「モンスターズ・インク」もぜんぶそんな感じでしたっけ。 「ニモ」もけっこうきついですね。小魚を食べないようセミナーを開くサメなんて、どうみてもジャンキーとかアル中の更正現場だし、さらにこのサメ、血のニオイで「魚喰わせろー!」とか禁断症状。ニモはニモでひれが片方未発達だったりでいわば身体障害者。でもこのこと気にしてるの親父のマーリンだけなんだよね。本人も周囲もまったく気にしていない。こういうとこをさらりと描いちゃうのはすごい。日本だと作中フォローなしにはまだありえない表現ですよね。福祉の成熟度が出てます。 親父を主人公にするセンスもさすがアメリカ。日本だったらありえない。しかし意外に、いや抜群にかっこいい。臆病だと思っていた自分の父が、自分を救い出すためにいろんな敵と戦いながら打ち破りながらやって来ている! この噂が海の生き物たちを口コミで経由し息子(ニモ)まで届くんだけど、このくだりなんて最高に熱いっすね。映画でいちばん熱い! 目頭が熱くなったわん。ニモ自身も奮起し、人間の手から脱出を図ろうとする気持ちがわかるというもの。 マリーンの相棒ドリーもいいですね。健忘症って言うか、とにかくかたっぱしから何も憶えられないんだけど、この軽妙な会話のテンポがいい。私が観た吹き替え版ではマリーンは木梨憲武、ドリーは室井滋が担当してます。今年の最初に観た予告編とはキャストぜんぜん違うんですけど、英断ですね。おもしろい。笑いは「間」だなあとこんなとこで実感したり。 もちろんドリーもただの脳天気ではなく、「忘れたくないことも片っ端から忘れてしまう」というかなしさも描いてたり、泣き所も押さえてます。 ビジュアル的にも言うことないですね。技術が嫌味でない。気にならない。技術力をまったく感じさせず物語だけを純粋に楽しめるという、実に恐るべき技術力でして、水の世界もここまで表現できるようになったんだねえ。いや煙とか水とかは、CGでもっとも表現が難しいって、10年くらい前に耳にした記憶がありまして、古い話だなあ私。 でもなんだね、いくら絶賛しても実は日本の劇場アニメのが感動もするし燃えるのも確かだったりする。ドラえもんとかクレヨンしんちゃんとか(笑) これは言っとかないと、あっはっは…ま、そら私は日本人でドラやしんちゃんは日本人むけだし、当たり前とも言う。 そういえば映画館では本編の前にピクサーの昔の短編アニメが上映されお得・・・って特典でも何でもないか。公式サイトでこれは無料で観れるし。 あとはそうだなあ、エンドロールはピクサーだもん、当然劇場のライトがつくまで気は抜けません。アー驚いた。 気が抜けないといえば、この映画のヒットでカクレクマノミ大人気ー!とかつって乱獲されて第2第3のニモがでてきたりしてー、うっしっし。こんなオチでいいすかね。 |
キャッチコピーはほかになんかなかったものか。 さかなはおともだち〜、たべませ〜ん。(つもり) ダイバーによると、多少装飾華美な部分もあるが基本的に海底はあんな感じとのことで、MAJIDE!? 地球ってすごい。 おなじような画像ばっか。 |
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公式サイト:http://www.disney.co.jp/nemo/top.jsp PIXAR公式サイト:http://www.pixar.com/jp/ |
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ファインディング・ニモ |
cd:サントラ「ファインディング・ニモ」 book:「ファインディング・ニモ スクリプトブック」 game:「ファインディング・ニモ」各種 |
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