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チャーリーと14人のキッズ (DADDY DAY CARE)  吹替版 2004/1/8

たったひとつだけの宝物を見つけた…

 大手企業の管理職で部下もたくさんいて高給取りで愛する家族もいて人生ウハウハなチャーリー(エディ・マーフィ)だったんですけどあえなくリストラ。いきなり切ないなあ。それで半年たっても仕事がみつかんないし、奥さんは働きに出てるので子守りは自分の役目になっちゃうし、じゃあついでに他人の子供を金取ってお守りしちゃえば一石二鳥イエー! そんな感じ(違う)で同じくリストラされた元同僚のフィル(ジェフ・ガーリン)と「パパの保育園」をやっちゃいます。でもこどもは予想以上に言うこときかないわ、近くのエリート保育園の妨害やらあったり紆余曲折あるんですけど、結局は大団円。そんな予定調和ハートフルコメディです。

 おもしろいですね。もうお約束通りいろんな問題児がいるわけですよ。彼らはもともと近隣の高額エリート保育園に通ってたんですけど、そこはつまり雑草は切れってとこです。管理管理です。勉強は出来てもそれだけなんですね。個性に対しての語りかけがないわけです、エリート保育園では。だから問題行動も直らない。
 それがそれがパパの保育園で素直に、というよりむしろ笑顔になっていくわけですね。友達と遊ぶように、みんなを気遣うようになるわけです。いつも人前ではヒーロースーツでヒーローの格好をしてた子が、それを脱ぎ、「(もうヒーローでなく本来の自分)トムになりたい」とか、ひとりでトイレできなかった子ができるようになり、それをみんなが喜ぶとか、エリート保育園の子が公園でクラシック聴いてるときにみんなで横駆け抜けて横の池かなんかに突っ込んで騒ぐとか、爽快ですね。
 ところで音楽もたまらんですよ。最初と最後に流れるJackson 5の「I Want You Back」とかもう…! 余談ですけど。

 後半、リストラされた会社から、また戻ってくれと言われ、これが戻るんですね。ま、生活があるからね。泣けるなあここも。なんか身につまされるという意味で。
 でも期待通り抜け出すわけです、また退職です。会議中に。保育園始めた当初は、マーケティングとかいわゆる企業理論で保育園運営を開始したのに、ここではもう感情が先に立つんですね。こどもといたい! でもそれが納得するんです、これまでの経緯があるから。ていうか「なにやってんだチャーリー!いけ!」とか思う始末。そしてそのままもとのエリート保育園にもどったこども達を迎えに行くんですね。ここがまた熱いんですよ。気持ちいい感動炸裂です。 なによりこどもの喜びようが最高。


 うーん、あっちのこどもってほんと元気ですよね。演技してる感じがしない。て、観てるのは吹き替え版だけどもまあいいじゃないか。ほんと自然。実は撮影時にこどもの遊ぶ時間をとってるとかで、なんだ、それが言いたかったのかおまえってオチ。そうです正解。余計な情報も提供することで文章に厚みが生まれたらいいなあというあざとい考えです。むつみ、ファイト! あ、むつみって私です。


 こどもの教育問題扱った映画ってことになるんですかね、一応。まあ結局こどもは家庭で育てるのがいちばんいいんだ!って結論でしょうね。舞台は保育園なんだけど、エリート保育園が登場することで、家庭と学校という対比になってますね。そして家庭とは何かって言うと、お父さんとお母さん両方がいるってことなんですよね。これはお父さん的役割とお母さん的役割ってことで、役割分担ですね。子育ては男女平等ってことなんだけど、仕事量が平等ってことでは決してない。役割の分担なんですね。こどもに対する責任という意味では役割も平等なんだけど、同じ作業を50%ずつやると言うことではないですよね。そういう意味での役割分担ということが、この映画ではうまく描けてるなあと思いました。もちろんそんなことを声高に主張している映画ではなくって、そういう思想を(意識してようがしていまいが)下地にして構成されてるってことです。ま、こどもいない私が言うのもなんですけど。つうか基本的にはお笑い映画ですからねコレ。


 ところでいちばんすごいのは半年も無職の亭主にかわらぬ愛と信頼を注ぎ続けた妻ですね。やっぱそれまでの行いがものを言ってるのかなあ。日々精進してろってことですかね。人生甘くないなあ。ガンバレ自分! ファイト!

エディも穏やかになりました。

この子のダダは1$もらうと収まるんだけど、それを何度も許していいのかオイ。

ジェフ・ガーリン、劇中良いエッセンス。


こどもを手なずけるためあの手この手。ニンジンマンとブロッコリーマン。

本文では触れてないけど、マービン(スティーブン・ザーン)すっげー良い。なんかマイケル・J・フォックスに見た目似てる。(気がした)


エリート園長役アンジェリカ・ヒューストン。強烈。

その助手の右の娘かわいかったなあ。名前なんて言うんだろ?

たのしい映画だよ、みんなみてねー。

みてねー!


公式サイト:http://www.uipjapan.com/charlie/

チャーリーと14人のキッズ
cd:サントラ「DADDY DAY CARE」[US]
dvd:エディ・マーフィー
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