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華氏911 (FAHRENHEIT911) 2004/8/26

それは自由が燃える温度

 第57回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール、国際批評家連盟賞ダブル受賞のジョージ・W・ブッシュ初主演作品。カンヌでは上映後スタンディング・オベーションが25分間もやまなかったとかなんとか。会場整理には迷惑な話。

 2001年9月11日のアレですよね。私はあの夜お絵かきチャットをしていたんですが、そのとき英語で乱入者。英会話のできる知人の通訳によると、なんかビルに飛行機突っ込んで危険だからつって学校休みになって帰らされたらしい。インターネットってすごいなあと、なんとなく思ったあの日あの時あの場所で。何がどうすごいのかは知りません。それよりも、あの頃はインターネットが熱い時代だったなねと年寄り臭く今思ってみた。ブログはどうにも好きになれません。かんたんにできすぎて、内容までかんたん・浅いなもの多い気がします。私はあくまでHTML手作り派。いやブログサイトももってますけど。ラクチンでオススメです。
 まあ911テロのあと、ブッシュマジックでイラク空爆まで発展して、その際ブログの速報性なんかも取り沙汰されるわけですが、そんなネットの話じゃなくって、映画の話?みたいなー。

 ひとことで言えばお宝映像集ですよね、ブッシュの。彼がそこかしこで漏らした恥ずかしい発言を「BUBUKA」な執念で集めてキャッチーな音楽でつないだ感じ。集める画像の対象が10代の女の子でなく、時の大統領にするだけでカンヌで大喝采。うまくやったもんだよこのオヤジ。

 いわゆるでっち上げのおとぎ話でなく、現実の映像を集めることで、これだけのエンターテイメントにしあげてしまうマイケル・ムーアの力量に舌を巻く。ドキュメンタリーなんてことはわかりきってる。事実を知らせ、知らなかったと言うことを知らせる。しかも飽きさせない。やるなあマイケル。これでブッシュが次回大統領選に落選したら、それこそがこの映画のエンディングですよね。(後日注:当選しました(´'-'`))

 ところで、映画のとりあげた内容自体とその考察なんかについてはいつものように他の頭良いサイトを参照されたし。
 だって映像やらナレーションやら、いろんな方向からとにかく情報の洪水で、字幕読んでるヒマすらないよ、あたしにゃ。みんなも観る前にまず英語ヒアリングをマスターするようにネッ! いやマジでな。



関連作品
「ボウリング・フォー・コロンバイン」

似てない?→左のオヤジ

今回は突撃取材は少なめです。


公式サイト:http://www.herald.co.jp/official/kashi911/
マイケル・ムーア公式サイト:http://www.michaelmoorejapan.com/

華氏911
cd:サントラ「華氏911」(オムニバス)
book:マイケル・ムーア 「おい、ブッシュ、世界を返せ!」(原作)

dvd:マイケル・ムーア監督作品
book:マイケル・ムーア著作
amazon.co.jp
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