2065年、地球
人類は地球外生命体”ファントム”の脅威にさらされていた
絶滅の危機に瀕した人類を救う方法はただひとつ
8つの「鍵」をみつけること−
いまさらなんの説明がいろうか、そんな「F.F」ですよね。
人気ゲーム「F.F」シリーズがオリジナルストーリーで映画化!
しかも全編が超リアルなフルCG!!
ということで。
ストーリー展開としてはわりかしベタで。
ほんでいかにもオナミダチョーダイが目立ってとても「F.F」的。
まーんてワタクシ、生まれてこのかた「F.F」シリーズひとつもプレイしたことがないでーす、この非国民。
ということは私の「F.F」イメージって、いまだに週刊少年ジャンプの往年のおまけ袋とじに準じてたりするワケなんです。そ、「あたた大神拳」。
ゆう帝、みや王、キム皇のあのレビューです。1はひっそり、2はかなりけなされてた記憶あり。もちろん人気が出ると評価は逆転バケラッタ。
閑話休題。
とにかくCGはお見事としか言いようがない。流石です。
振れる髪、肌のシミ、毛穴の表現や、目や口まわりの筋肉をはじめ、微妙に過度な各所の動きがリアルさを増す。圧巻。
とはいえ、これが実写でないとわかるんですよね。なんでだろ、なんでかな。
やはり、無駄な動きが一切ないからかな。意味のない動作、例えば貧乏ゆすりとか電話の時わけのわかんない絵を描くとかmそういう無駄さがないからかしら。
また、これは「F.F」に限らずリアルを追求したCGをみると常に感じることだけど、肌に湿気がない(ように見えることが多い)こと。この感覚は個人的なものらしく、しかも他の言葉で表現できないのがわかりずらくてゴメンナサイ。
肌が綺麗すぎるってのもあるのかも。
だから、男性とか老人とか、肌にシワとかシミとかあるほうが、実在に感じやすかった。
とか言って、もし彼らが、実写映画でなにげに混じってても気付く自信ないですけど。
最後、手の表現ってほんと難しそう。
これだけは、本物に見えることがほんとうに少なかった。
手は、私が人間のもっとも美しいと感じる部位でして、なので厳しい眼で見ちゃう。
もちろん「本物そのまま」ってことが、すべてにおいて良いわけではないのだけれど。いつも繰り返してウザイ感じで申し訳ないけど、「・・・っぽい」であることのが大事だと思うし。
映画は、全体的にはアニメならではの現実ではあり得ないアングル、映像表現があってそこは良かった。この点に関して、聞いたところによるとハリウッドスタッフともめたそうです。例えば、地平線はゆがまない!とか。ここは「アニメ的手法」を押し通した日本側スタッフに素直に喝采です。
しかしまあ、アメリカもディズニー他、伸びて縮んで引っ張ってのアニメの国でしょうに。
映画でなく技術のプロモーション映画としてならチョーオススメよ。
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