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たそがれ清兵衛 2002/12/01

 このページ最下段のリンクとか誰も使わないだろうけど一応いじってたりする自分がいじらしいくもあり疲れたりでこちら本文は裏とかとらずにもう記憶だけを頼りにだらだら流していこうかと思うんですけれどちょっと待て。よく考えたらいつもそうじゃないか。なんだ気にせずにゴー!

 この映画はもともと観たかったうえにとにかく前評判がよかって気持ちますます煽られたりしてた私でして「たそがれみたい! ほんとみたいみたあい!!」「今はハリポタでしょ。せーべー? ナニソレ全然観たくない」そんな血も涙も蒸発するようなハートウォーミングな会話を憶えてるだけで4回はこなしたおかげか冷え性とも無縁のこの冬です。しかしこの関心度だとワカル人向けの映画だとかっつって結局内輪業界ウケで終わっちゃうのかしらって思った私が悪かったごめんなさい間違ってました。客席結構埋まってるジャン!って異様に静かな室内なんですが周りを観るとなんてこったいまさに老人ホームか国会か、最後映画エンドロール流れてるのにほとんど誰も立ち上がらないところに人生の余裕というか戦中戦後を生き抜いた人生の諸先輩方のお金を無駄にしない精神を感じたりしちゃったりするワケ。やがて井上陽水の歌声に余韻に浸ったり優雅な映画鑑賞を終えようかとしてたわけですけれど照明ついても座ったままでして、 なんだ足腰弱って立てなかっただけですか

 そんなこんなで時は幕末まもなくはじまる明治維新、下級武士ながら宮仕えな井口清兵衛ですけれど勤め人はつらいやね。同僚の飲みの誘いを毎回断るのってほんと大変だと思う。たったそれしきのことでつまらん男だとか言われてたまんねえ。しょうがないじゃん家族養わないといけないんだし。だったらもっと給料よこせっつう話。つうか出世より家族の笑顔がボク大事。まあでも給料は少なくても家族のが大事でも会社(藩)の命令には従わなきゃいけないわけで昔習得した技能に目をつけられて「それを藩のために活かしてくれタマエ。君なら出来る、どうだやってくれるかね(ニコリ)」って自分は安全で痛くないもんだから上役のヤロウ、コッチにお世辞まで言ったりして丁重に頼んでくるわけ。ま、やらなきゃクビなんだけど。そんなサラリーマン不条理悲哀物語

 時代考証もこれまでの時代劇以上に確からしい。毎回なにか新作あるたびにそんな話聞いってるけどつまり先達映画はすべて誇大広告ってことか。チョンマゲ禿部分にうっすら毛が生えてたりなんかとにかく汚い映画でお風呂とかそうそう入れないこの時代、確かに新しい説得力が溢れすぎ。役者もすばらしい。たとえば真田広之はただ優しいだけでない清兵衛の男を確かに示し、田中泯はその最期の最後の揺れ動きに前衛踊り屋の意地を見た。宮沢りえは一皮むけたの評判通りの見事な演技、かどうかは彼女の演技なんて「スワンの涙」でしか見たこと無い私に答える資格はないですか。とはいえ出番少ない割に印象に残ってたから多分見事?(訊くな) なんて、そんなしちめんどくさい評価は公式サイトの掲示板ににわか専門家がたくさんいるのでヨロシクね! とにかく私は中間・直太を演じたバカ役やらせたら天下一・神戸浩(あじきぃ〜〜〜)さんが拝見できて満足な折り「中間」とは武士の下男で「ちゅうげん」と読むことをチェケラウッ!これさえ憶えておけば、今後社内外のお酒の席で君も雑学トークでモッテモテ。なんて思うわけがない。



つまんないチラシ(笑)


最初のかっちょいいシーン。
しゅば!


評判のりえたん・えろシーンはこのへんだ。


田中泯さん。すげえ。


真田対田中。


カコイイ!


吹越満さんもでる!すてき!


神戸浩さん!! この写真ふつうに見える!(笑)

作品公式HP:http://www.shochiku.co.jp/seibei/
東京乾電池HP(神戸浩関連):http://www.tokyokandenchi.com/


Amazon.co.jp アソシエイト原作:たそがれ清兵衛、竹光始末、祝い人助八(藤沢周平)
監督:山田洋次
出演:真田広之宮沢りえ
主題歌:決められたリズム(井上陽水)
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