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ジョンQ最後の決断 (Jhon Q) 2002/12/07

 映画公式サイトには各著名人の一言感想があるのに、テレビ他各メディアでいちばん感想をぶちまけてた藤原紀香(ラヴ)のコメントがそこないのはどういう大人の事情かは存じませぬが、彼女が言うには「涙が止まりませんでした」「一人でも多くの人が見なきゃいけない映画。厳しい現実の中で、本当に大事なものは“愛情だ”と思った」ナーンテ人として優しくかつ理知的でイチブのスキもないコメントですホント。某24時間テレビ企画でアフガニスタンとか行って評価もさらにアップした藤原紀香さんですけれどもこのたび(2002年12月)そのときの自選写真展もやるとかで「今も子供たちは苦しんでいます。私にできることはこの現状を伝えることだけです」ってウハーンカッコイー! ほんとに子供たちの現状をラブ涙色に伝えただけで、別に日本政府がアフガンにどう関わってるかの視点とかつまり具体的な問題提示は全くなかったことなんてボクあえて気づきません。だって藤原紀香の視覚効果は好きなんだもん。

 まー事実をフツーに口に出したり身体的特徴を誉めたりしても言われた本人が「精神的苦痛」とかつったらセクハラとかつって怒られるのでこの辺でやめとくのがオトナのフンベツかしら。けれどこのアフガンのようにカメラの対象が子供や動物の場合だと、たとえば、たとえばですが、あからさまに外部からの干渉、つまりメディア取材によるストレスが原因で心身弱っていったとします。しかし動物や子供は言葉で原因をうまく訴えれない場合が多いので、カメラもってる本来は加害者である私たちも、保護者味方のフリしていろんな政略的道具として使いやすいし、仮に多少死んだりしても、それでみんなが問題意識を持てば結果的には多くの人を救うことになるので問題無し。嗚呼トートイギセイよアナタの死はムダにしないワ。

 つうわけで今回のギセイ者ジョンさん一家におかれましては、会社のツゴーで仕事が全日から半日勤務にされて医療保険の等級も会社側が規定とかつって本人に通知無く勝手に全日勤務者用から半日用にレベル下げといたりして、長年高い掛け金払ったのに我が子が心臓移植で高額の手術代がいるっつうときには金額支払いに、本来の全日勤務保険ではなかったはずの上限が設定されたりして、移植待ちリストに名前載せるための手付け金にすらぜんぜん費用足りないし、家財売ったり協会でカンパ募ったりテレビに働きかけに行ったりするのもなしのつぶてのうちに病院様はでてけとかノタマウくらいなら日本でもよくある話ですが、保険会社は金払いたくねーもんだから、たとえば会社社員の身体検査のとき支払いが発生するような病気もちの社員いても、それを黙って見逃したら保険会社は会社からお礼金ももらえたりするとか聞いちゃうと、パパがキレて病院に立てこもり人質取って息子の手術代を要求する非常識も私ですら納得するちゅうほどの丁寧な描写とストレートなテーマですよね。

 そういう正統派感動社会糾弾映画なんですけどこの黒人が、デンゼル・ワシントンが・・・カッコイイ! あのせっぱ詰まった感というかアリテイに言っちゃうけど感情の表現が凄いんです。さすがオスカー受賞俳優(「トレーニング・デイ」で)と言う感じでホントに親子愛映画としても楽しめたわ、別に泣かないですがひとっつも。フツー社会弊害への訴えモノ見てると常にまとわりつく、「あいつ家ではコッソリベンキョーしてんだぜ、キタネーよな、ケッ」そんな真っ当なことしてる優等生をのになぜか憎むという理不尽ないけすかなさをそんなには感じなかったのは多分このデンワ氏の力量のなせるワザでしょうか。脇役もいちいち取り上げるのがめんどくさいほどたくさん印象に残りホント素晴らしいと思いました。あとサウンドもサントラ少し欲しくなるほどの出来映えです。

 というのは表向きでして、ほんとは単なるボディービルダー礼賛映画ですコレ。オープニングもエンディングも途中でも、つまり物語の印象深いとされるシーンでフィーチャーされるのはすべてキンニクパンツマン(半裸)。いやホント。



公式サイト:http://www.john-q.jp/
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監督:ニック・カサヴェテス、(カサベテス編
出演:デンゼル・ワシントン
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