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シュレック (SHREK) 2001/12/15


王子様はいつ現れるの?
筋書きと違う!

こんな姿を見たらきっと嫌われるわ


俺のことを誰もわかろうとしてくれない

俺は化物
恐くない?


ぜんぜん



 シュレックは怪物だ。森の中でひとり孤独に暮らす怪物だ。
 なぜ孤独かって、皆が彼の姿を怖がるから。怪物だから。
 ある日、領主・ファークファード卿により町を追放された童話のキャラクターたちが、シュレックの住む森に逃げてきた。ひとり「静かな」生活を望むシュレックはファークファード卿に直談判する。追放を解除して自分の家の周りを静寂にもどしてくれ、と。
 静かな生活を取り戻すための条件は、ファークファード卿の妻となるべきだとファークファード卿が勝手に決めたフィオナ姫を、竜の住む城から助け出すこと。
 いつのまにかまとわりつく喋るロバ・ドンキーをお供に、シュレックは旅立つ。


 ・・・わけだが、姫さん自力で逃げれるのに待ってるし。王子様を。
 つまり白馬の王子様症候群てわけですね、ヒロインが。
 いきなりキツいなこの映画。辛辣。
 ほかにも辛辣なことだらけ。

 シュレックは、その外見故に皆から誤解を受けていると言う。
 ファークファード卿は背が低いというコンプレックスから、外見や形式にこだわる。
 誰も本当の私をわかってくれない。本当の俺はこんなもんじゃない!ってね。

 我、我、我。我ばっか。みんな我がことばかり。

 自戒も含めて、チクチク。
 本当の私も嘘の私も、どっちも私。本当も嘘もない。どちらも真実。

 「私」とはなに?
 鏡の中に見える君? 自分の人差し指で指さしてるこれ? 脳? 何?
 じゃあ「私」が「これ」であると考えているものはいったい「どこ」。

 実は私たちは「私」のことをしっかりと考えたことがあるのか。
 それさえなくして、何をか言わんや。他人に答えを、助けを求めてどうする?


 なんてことはどうでもよくって。おもろいよこの映画。
 私たちがよく知っている童話や映画のパロディが、それだけでもおもしろい。
 フィオナ姫がおもろい。
 そのアクション。いやマトリックス的なアレ(ジャンプ・ストップ・かいてーん・蹴り!)だけじゃなくってさ。つくりこみがすごいよ姫。ビロードなドレスはもちろん、姫自体も! 肌が、肌が、色っぽい。なんかドキドキしちゃったもん。もんって言うな。

 CGアニメの歴史に残るねえ、これは。


 ちなみに私、字幕スーパー版のほうを観ましたが、日本語吹き替え版も魅力的。
 浜田雅功、藤原紀香、山寺宏一に伊武雅刀だもの!
 ってそれほど興奮することもないけどね。


関連作品
「シュレック2」
      


映画公式HP:http://www.shrek.jp/

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DVD:監督:アンドリュー・アダムソンヴィッキー・ジェンソン
CD:サウンドトラック

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