マトリックス レボリューションズ (MATRIX :REVOLUTIONS)
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2003/11/12
始まりが あるものには すべて 終わりがある

 2003年11月5日当時、全世界同時公開でした。ロサンゼルス6:00、ニューヨーク9:00、ロンドン14:00、そして日本では23:00に、まさに同時にロードショーされたんですね。つまりどういうことかっていうと、そんな大がかりな仕掛けが許される、いや歓迎されるほどの期待作だったということなんですね。
 「マトリックス レボリューションズ」。
 「リローデッド」の直接の続編であり、マトリックス・シリーズの完結作品ですね。言うまでもないことですが。

 直接の続編ってわざわざ申し上げたのはですね、「リローデッド」とあまりに繋がりすぎているんです。たとえるなら30分アニメの前15分、後15分。それほど密接なんですね。DVDで予習復習して観るか、いっそのこと「レボ」DVD発売まで待って一気に観るか…とにかく私の場合、何も憶えてなかった。あからさまに「リローデッド」から引き続きのキャラも、マジわかんねえ。まあ、観ているうちになんとなく役柄の意味がわかってきたし(思い出したわけではない)、わかんなくってもストーリーは追わないことにしていたのでオッケーだったんですけどね。(駄目)

 映画を観ての感想は、巷では非難が多いようです。それはおそらくストーリーの収束に走ったからだと思われます。「リローデッド」で広げた設定の大風呂敷をまたきちんと畳もうとしたからですね。そうでなければ物語が破綻して今以上の非難があったことでしょう。そして大風呂敷はマトリックスが「ブランド」になるために必要でした。そうでなければ単にブレット(バレットか?)タイムを軸とするビジュアルが良い映画にすぎなかったもんね、一過性。もちろん個人的にはそこが最大の魅力であったと思うし、このアクションシーンの影響力は以後の映像メディアを見ても明らかです。逆に、ストーリー的な影響は皆無に等しいですが、そこはそれ、ものを制作する者としては見た目だけじゃない何かを込めたい気持ちはでてくるものです。たぶん。

 そういうわけで物語の辻褄を合わせるために、正直アクションが犠牲になっていますね。
 それが決定的なのは、ザイオンでの攻防ですね。そこにアンダーソンくんことネオ(キアヌ・リーブス)やモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)、トリニティ(キャリー=アン・モス)は誰も参加しないわけです。そこはそこでドラマがあり、映像的にもなかなかなんですけど、でもここはネオだろう。例の手かざしバレットタイムがあそこで炸裂しなくてどうする。マトリックスでなければ合格点、けれどこれはマトリックスなんですね。このシーンにいくまでさんざん小難しい理論並べられて、待ちに待った挙げ句、主要人物のいないクライマックス。そら凹む。

 いちおうその後にネオとスミス(ヒューゴ・ウィービング)の一騎打ちがあるわけなんですけど、まあ前作までのカタルシスは私は感じませんでしたね。いえ、映像的にはすごい。そら70億円だか75億円だか使っただけはありますね。ハリウッド版「DRAGON BALL」の出来もあれを見ると、怖いモノ見たさでなく期待できます。そんなハイレベルバトル。ストーリーのごちゃごちゃも、結局最後は殴り合いのケンカで決着するっていう、野蛮人な発想も大好きです。宗教も哲学も映画が売れるためのプロットにすぎねえよ、バーカバーカってオチ?
 まあこのバトルも結末はちょっと残念だったんですけどね。ネオは結局スミスに勝てないし、スミスは精神的にもっと強くあって欲しかった。


 「1」はおそらく、アクションを見せる舞台として、物語も世界設定も存在したと思うんですね。しかし「リローデッド」以降、その主従が逆転した。繰り返しになりますが、そこが、残念。いえ私にとってはですね。
 とはいえこの「レボ」が、物語に結末をつけなかったら、それは許されていたか。無理でしょう。アクションの物足りなさは不可避だったとちょっと思う。


 ここまでマイナス風味でいろいろお話ししましたけど、そんじょそこらの映画と比べるとこのシリーズ、やっぱし頭一つ抜きんでてますね。冒頭に申し上げたように、シリーズを通して一気に見たら、「レボ」はきっと物足りなくないと思うのです。コレは30分アニメの後半15分なんですね。単品では語れない。


 とかつって、実はシリーズの「謎」とやらはすべて解明されていないんです。「リローデッド」のときもそうでしたが「アニマトリックス」があって「ENTER THE MATRIX」があって…。それで今回もこれから発売されるテレビゲームだかなんだかを遊んだら解るんだって。なめてんのか。


 商売人だなあ。


関連作品
「マトリックス リローデッド」

ポスター種類たくさん。

仲間が現実世界で必死に戦う中、マトリックス(架空)の世界付近でうろつくモラトリアムなネオ。

天使の名をもつセラフ(コリン・チャン)は人気高そう。(中央)


前回トリニティと女の争いやってのけた彼女(モニカ・ベルッチ)は今回はおとなしめ。


ザイオン攻防の最大のドラマは隊長ミフネ(ナサニエル・リーズ)とキッド(クレイトン・ワトソン)のドラマだ。

女のかっこよさが目立ったわん。

予言者オラクル。女優さんが亡くなって見た目えらい変わったけど、上手く辻褄合わせてた。

スミスのすごさがわかるシーンだ。

ネオの眼がああなったのは、この荘厳な効果を出すためかねえ。

たくさんいる意味がわからない。いやたくさんいること自体が大事。MOE。

これが、同作で、バレットタイムをもっとも活用した瞬間。

イオン攻防の立役者。クリック。

公式サイト:http://whatisthematrix.warnerbros.com/
(中途半端な)日本版公式サイト:http://whatisthematrix.warnerbros.com/japan/

マトリックス レボリューションズ
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